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エコガニックツアー

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エコガニックツアー

里山再生プロジェクト’09エコツアー開催

エコガニックツアーの様子 白河園芸総合センター・大木代吉本店・こころんを中心とした恒例の“里山再生プロジェクト”が2009年5月17日に開催され、酒米の田植え体験などが行われました。
 今回は“有機本業”代表の五味正彦さんが企画した「第3回エコーガニックツアー」との合同開催でした。このツアーは「エコでオーガニックな体験と、美味しいものを食べること」を通し、様々な交流を広げていきたいとするもので、昨年11月の東京青山のレストラン視察に続くものです。
 田植え体験会場は白河園芸総合センターの圃場。同社専務取締役の満山喜美さんの説明後、ゆっくり慎重に田んぼに足を入れ田植えを開始。泥に足をとられながらの作業でしたが、参加者たちは手渡された苗を数本ずつ丁寧に植えていきました。
 田植えの後は近くの川に入り、カマボコ型のザルを使っての“雑魚すくい”。水からあげた自分のザルの中にカエル、ドジョウ、ヤゴなどを見つけると、子供たちはそれを手のひらにのせ歓声をあげます。その様子に参加者の一人は「昔は、よくザリガニの尻尾を餌にして魚を採って遊んだもの」と話しました。
 昼食をとり“こころや”で買い物を楽しんだ後、矢吹町の大木代吉本店へ移動し、雨天のためこころんで行われていた「音探し体験ワークショップ」参加者たちと合流。酒蔵の入り口で見学者に「酒蔵には糀菌が住んでおり、目にはみえませんが他の雑菌たちとの熾烈な戦いが行われている」と説明する会長の4代目大木代吉さん。大木さんは「大木代吉本店は慶応元年(1865年)の創業以来、跡取りが代々この名前を“襲名”し、酒蔵と糀菌を受け継いできた」としています。
 大木さん宅で開かれた見学後の懇親会の中、今後の活動について福島県南地方振興局の真船義行さんは「商工農の連携を図りながらより一層の発展をめざしたい」とし、五味さんは「次回のエコツアーは紫陽花や蛍が美しい頃にを開いてはどうか」と語りました。

梅酒作り紫陽花鑑賞などが開催されました

 恒例の里山再生プロジェクト~エコガニックツアーが2009年7月4日、白河市大信地区の満花園、聖ヶ岩ふるさとの森、同地区内豊地新田で開催されました。
 この日のメインのひとつは梅酒造り。作り方は矢吹町の蔵元、大木代吉本店会長の大木代吉さんが説明。今回は昨年11月末、東北農政局と東北経済産業局から認定された「農商工連携対策支援事業」として開発中の料理酒「発芽玄米の超甘口調味酒」と、園地からの「もぎたて梅」を使用しての「砂糖無添加梅酒造り」を体験。
 大木さんは「(市販ホワイトリカーのアルコール度数が35度に対し)この料理酒は12度ととても低く、雑菌による悪影響が懸念される為、アルコール消毒を実施した。また保管は冷蔵庫などに入れた方がよい」と注意点を説明しました。
 梅酒造り体験の次は、3万本の紫陽花が満開という「満花園」を見学。園内は登り坂のコースで、頂上の東屋で休憩する参加者たちは、色とりどりの美しい紫陽花に圧倒されながら、その花越しに見える山々の景色を楽しみました。
 園主の満山喜和さんがこの山に紫陽花を植え始めたのは今から約20年前。それまでは燃料用に植林していた松と杉だけでしたが、「ある日通りかかった那須街道の暗闇にひっそりと咲く紫陽花に心をひかれた」ことがきっかけで、それ以来、一人でこつこつと紫陽花の挿し木を続けてきたとの事です。今後の抱負について満山さんは「春から秋にかけ、いろいろな花が咲き続ける園地にしたい。そしてここに人が集まることで、この里山が活気付き、また障害者たちの就労機会にもつながるのでは」と語りました。

梅酒作り

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