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20201129ZOOMイベント「FUKUSHIMA 22nd Century Project発足記念ON LINE トークイベント」 From こころんファームの田んぼ

01_ディスカッションの様子
(写真:左から宮田運輸 建野さん、宮田社長、こころんファーム 関根さん、トキノツカサ企画 中務さん)

「~東日本大震災から10年 福島県で新たな物語が始まる 未来に生きるこどもたちへの街づくり~FUKUSHIMA 22nd Century Project 発足記念 ON LINEトークイベント」が2020年11月29日、こころんファームの田んぼ(福島県泉崎村)で開催され、この様子はZOOMにより全国に向けて発信されました。

主催は一般社団法人こどもミュージアムプロジェクト協会、株式会社宮田運輸、協力はトキノツカサ企画、社会福祉法人こころん。ZOOM撮影場所における参加者はスタッフを含め9名。

FUKUSHIMA 22nd Century Project発足記念イベント動画のリンク先
【前編】https://youtu.be/Z9AlCLHeJaM
【後編】https://youtu.be/8KFGrncV4jg

イベントの前半は株式会社宮田運輸 宮田博文社長と進行役の同社企画開発室室長 建野成恒さんからFUKUSHIMA 22nd Century Project発足について説明があり、後半はトキノツカサ企画映画監督 中務(なかつかさ)貴史さんと社会福祉法人こころん(こころんファーム)農場長 関根考迪さんを加えた4名によるディスカッションが行われました。

03_ディスカッションの様子
(写真:ディスカッションの様子)
今回のトークイベントは宮田運輸ドキュメンタリー映画「宮田運輸 愛でいけるやん」を撮影し、次回作「自然栽培パーティー」の撮影を通し関根さんと面識のあった中務さんが「宮田運輸と関根さん、自然栽培、農福連携というものが合わさった時に何が生まれるのかな」との想いがきっかけとなり実現したとの事です。

本プロジェクトの推進室室長でもある建野さんは開会挨拶の中、「2011年3月11日に発生した東日本大震災から今年で10年目。地震、津波、福島第一原発の事故による放射能汚染、マイナスからゼロへの復興。今行っている復興は『未来に生きるこどもたちへの街づくり』と感じている」とし、宮田社長は「人とのつながり、心の復興。それをひとり一人が勇気と希望をもって行動する。そういう想いを『22世紀からの視点による未来に向けた取組み』として福島から発信していきたい」と、このFUKUSHIMA 22nd Century Project設立の想いを語りました。

ディスカッションにおいて中務さんは「おそらくこの(震災に関連する)出来事は将来教科書に載ると思う。つまり、現在進められている『ゼロからの復興』は歴史に残るいわゆる第一歩を踏んでいるところ。この様な状況で頑張っている人は一人になりやすく、(その人たちに)寄り添う気持ちが大切だと思います」とし、また、関根さんはこころんファームで利用者へ就労支援する上で大切にしている「一緒にやろうよ」「一人で考え込まずに、一緒に考えよう」とする理念を紹介しました。

「(関根さんの様に)人を笑わせたり、みんながついていくような、そういう人間になりたい」

これはゲストで参加した同ファームで働くオノッチさんの将来の目標です。これについて宮田社長は「人を早く一人前にするために教育するなど、会社経営の為に人を育てると言われますが、これは逆だと思います。会社の為にではなく、一人ひとりがそうやって自信をもって自立していくというそんな会社、組織というものが非常に大事じゃないか。法律やルールでしばって管理を強化することだけが人を幸せにするものではないと思います。お互いバカをやったり本音で話したり、泣いたり笑ったりしながら。その中で人の感じ方はそれぞれ温度差があるのですが『それぞれでええやん、それでええやん』と思っています。感動です」と語りました。

建野さんと一緒にプロジェクトにたずさわり、今回はZoom設置〜撮影を担当した宮田運輸 押川博通さん。押川さんは閉会の挨拶として「この社会の『本当はこうありたい』という姿を皆さんと一緒に何か目指していけたら本当にうれしい。そんな繋がりを私は10万人作りたいと思っています」としました。

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